1774年マリー-アントワネットは、国王ルイ16世からプチ・トリアノンを贈られました。
プチ・トリアノンは、ルイ15世が愛妾ポンパドゥール夫人のために、1762年から建設を始めました。
ポンパドゥール夫人は、1764年に亡くなりました。
しかし、プチ・トリアノンの建設は続けられ、1768年に完成します。
完成したプチ・トリアノンは、ルイ15世から、当時の寵姫デュ・バリー夫人に贈られました。
現在のプチ・トリアノンは、マリー-アントワネットの好みが反映しています。
ルイ15世が作った植物園を壊して、当時流行したルソーの自然主義を反映した庭やアモー(王妃の村里)を建築したり、小劇場を作りました。
1789年10月5日 ベルサイユ行進の知らせを聞いたのも「グロット」と呼ばれる小さな洞窟でした。
そして、ベルサイユ宮殿に向かった王妃は、二度とプチ・トリアノンには、戻ることはありませんでした。
マリー–アントワネットが、プチ・トリアノンに情熱をかけることができたのは、15年ということになります。
プチ・トリアノンに、引きこもっていたと言われるマリー-アントワネットですが、実際の日数は大したことはなかったようです。
画像のキャプション:ヴェルサイユ宮殿, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
画像のタイトル:Louis XV en vue des jardins de Trianon, de la ménagerie domestique et des basses-cours, du Pavillon français et du portique de treillage – Jacques-André Portail – v.1750
ロケーション情報:プチトリアノンへの行き方
RER C線 Versailles Château Rive Gauche(ヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ)駅下車、徒歩約10分
URL:https://en.chateauversailles.fr
プチ・トリアノンへの直接訪問する場合は、宮殿を通らない入口を利用してください。
ヴェルサイユ宮殿から、離宮プチ・トリアノン(Petit Trianon)は、約2.3キロ離れています。徒歩30分くらいです。
プチ・トラン(乗合電気自動車)を利用することもできます。