「ポールとヴィルジニー」を読了できませんでした。
「ポールとヴィルジニー」とは、「マリーアントワネットの暗号 マリーアントワネットとフェルセンの秘密の往復書簡」の中で、「暗号解読の鍵」になった本として、紹介されています。
王妃の侍女マダムカンパンが書いた回想録に出てくるエピソードです。
題名:「ポールとヴィルジニー」原題:PAUL ET VIRGINE)
著者:ベルナルタン・ド・サン=ピエール、(Jacques Henri Bernardin de Saint-Pierre)
発行年:1788年
文庫の裏には、「ナポレオンも愛読した」という触れ込みがあります。
舞台は、マダカスカル島で、二人の幼なじみの悲恋の物語です。
読了できなかった理由は、物語のテンポです。
物語の展開が、ゆっくり過ぎると、感じました。
熱帯の島の描写がたくさんあり、同じように情景描写が長く続きます。
斜め読みもできる方ですが、話のテンポが遅い、のが印象です。
退屈な物語ではありません、18世紀の風俗や考え方を知ることができるので、興味深いです。
本に触れるタイミングも悪かったかもしれません。
思い出したら、再チャレンジするつもりです。
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